「ラフラフダイ」「ダイナマイト・ソウル・バンビ」などの作品を手がけてきた映像制作チーム「シネマ健康会」の松本卓也監督が、人の生き死にをテーマに、売れない芸人の男とひとりの少女がキャンピングカーで繰り広げる旅を描いたロードムービー。 お笑いコンビを解散してピン芸人となった末松は、後輩芸人からも面白くないといじられ、一向に売れる気配はない。ヘッドホンで音楽を聴きながら孤独に日々を生きていた末松は、ある時、6歳の少女・加奈と出会い、動画配信の手伝いをしてもらう。やがて末松は、遠方に住む加奈の父に会いに行くことを交換条件に、加奈に動画撮影の旅への同行を頼み、2人の奇妙な旅が始まるが……。 実際にかつてお笑いコンビを結成していたことのある松本監督自身が、主人公の末松を演じた。もうひとりの主人公となる少女の加奈役は、6歳の新人ゆず。